アニをん評価 ★★★★☆(83)
●原作/アニメーション制作 サンライズ
●放送時期 2011年(全25話)
あらすじ
都市シュテルンビルトは、様々な人種、民族、そして『NEXT』と呼ばれる特殊能力者が共存し、その『NEXT』能力を使って街の平和を守る『ヒーロー』が存在する街。
ヒーロー達は、スポンサーロゴを背負って、企業のイメージアップとヒーローポイントを獲得するため、事件解決や人命救助に奔走している。
その活躍の模様は人気番組『HERO TV』で中継されており、各々”キング・オブ・ヒーロー”を目指し、年間ランキングを争っている。
ヒーローの一人、ワイルドタイガー(鏑木・T・虎徹)は、ヒーローとしてピークの過ぎたベテランヒーロー。上司の命令には従わなければならないものの、市民の安全の為には器物損壊も厭わない、我が道を突き進むタイプ。彼には、いつしか『正義の壊し屋』という有難くない称号が・・・。そんな虎徹が、突然新人ヒーローのバーナビー・ブルックスJr.とコンビを組むことに。
仕事も私生活も崖っぷちのベテラン、ワイルドタイガーと有能だが扱いにくい新人、バーナビー・ブルックスJr.が対立しながらも悪に立ち向かう---痛快バディヒーローアクション!
エンターテインメント性を盛り込んだヒーローアクションもの
特殊能力をもったNEXT(ネクスト)と呼ばれる人間がヒーローとなり、犯罪者たちを捕まえるというアメコミ系の物語なのですが、芸能事務所のように各ヒーローたちはそれぞれ企業に所属していて、活躍して知名度を売ることにも努力しているという点が面白い設定でした。
また各ヒーローの衣装には実在する企業のロゴが入っています。これはアニメ放送前から実際に各企業へスポンサーを募集していたらしいです。
ヒーローものらしく熱血ど根性の王道ストーリー
序盤は1話完結型の話から、中盤から徐々に物語の根幹に入り込んでいきます。
設定が設定だけに、おおよその話は愛と希望と友情で解決していきます。
個性豊かなヒーローがそろい踏み
ストーリー展開的にすぐ飽きが来そうだなと思ったのですが、意外と楽しく観れたのはやはり各キャラクターの個性でしょうか。
炎や電撃、氷の能力を操るヒーローたちがいる中で、主人公はあえてシンプルな肉体強化系という設定、好きです。
またその肉体強化系も10分限定という時間的デメリットがあるため、苦戦を強いられるシーンがたくさんあり、若干ハラハラさせられる展開もありました(好きです
ワイルドタイガーとバーナビーのコンビは最高
最初は険悪だった2人の絆が徐々に深まっていく様は最高。
犬と猿 → 仲のいいコンビ → 恋人(?) 徐々にこういう見え方になっていったのは私だけでしょうか。
何はともあれ二人の掛け合いは結構面白いです。
結構あっさりな展開に慣れるのに時間がかかる
男の子「こんな能力があるせいで、僕はこんな目に!」→事件を起こす
ヒーロー「その能力のおかげでたくさんの人を救えるんだ!」
男の子「そうだねおじさん!」→事件を収める
と、各種登場人物の心情の動き方は非常にシンプルかつスムーズ。一切渋滞しません。(え?そんな簡単に納得してしまう感じ?ずっと悩んでいたのに?)
それだけに違和感をバチバチ感じるシーンは多々ありました。もう少し心の葛藤や変化するさまを細かく描写してほしかった部分はあります。
ただこれも慣れでしょうか。後半には少しの違和感も無くなってくるのだから不思議です。
結論 このアニメはおすすめ?
序盤を乗り越えられれば後半は楽しい。心をアツくさせる展開がいくつも待っている。
2クールあるので、積み重ねてきた思い、絆が最後に一気に爆発していきます。そういった所はやはり爆発的に面白い、クライマックスは一気に観てしまいました。
あと個人的には次回予告の冒頭の喋りが好きですね。
「ハァイ! TIGER&BUNNYのティッシュペーパーは2枚重ねて使う方、バーナビーです!」
家族が寝静まったあとで一人でクスりと笑っている私です。
あと、個人的な推しヒーローは圧倒的にブルーローズ。
OP/ED
OPテーマ1 UNION SQUARE GARDEN「オリオンをなぞる」
タイバニといえばやはりこれですね!爽快感溢れるアップテンポなメロディがたまりません!
OPテーマ2 NOVELS「ミッシングリンク」
この曲もかっこいいです!歌詞と作品の世界観がマッチしています。
EDテーマ1 藍坊主「星のすみか」
タイバニはいい曲いっぱいで耳が幸せです。。
EDテーマ2 珠妃「マインドゲーム」
この歌めっちゃカッコよきなんですよね!個人的に一番好きかも。