アニをん評価 ★★★★★(97)
●原作 Magica Quartet
●アニメーション制作 シャフト
●放送時期 2011年(全11話)
あらすじ
大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。
見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目まどかも、そんな日常の中で暮らす一人。
ある日、彼女に不思議な出会いが訪れる。
この出会いは偶然なのか、必然なのか、彼女はまだ知らない。
それは、彼女の運命を変えてしまうような出会いーー
それは、新たなる魔法少女物語の始まりーー
言わずと知れた衝撃の神アニメ
ここに書くまでもなく、アニメ好きな方なら多くの人が既に観ていることでしょう。
「SUGOI JAPAN Award」グランプリ受賞、第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞受賞、第11回東京アニメアワードテレビ部門優秀作品賞受賞と、もはやレジェンド的存在のアニメです。
しかしながら、放映前は全く期待していなかったんです。
視聴前の私「魔法少女?女の子たちがキャッキャウフフな感じの話?つまんなそうだなコレ」
視聴後の私「: (((;”°;ω°;)):ガクガクガクガクガクガクガクガク」
ええ、世の大半の方がこういう反応だと思ってます。まずタイトルと作画で、いい歳した大人が見るものじゃないだろう・・・という先入観持たれる方が殆どでしょう。私も「ちょっとさわりだけ観てみよう、、、」という感じで視聴し始めたレベルでした。
本当に最初は普通だったんですよ?「面白くなるんかねコレ?」くらいな感想でした。
3話でしたね、この作品は3話から本腰入れてきます。
もしまだ観ていないよって方いらっしゃれば、とりあえず3話まで観てください。それしか言えません(笑)
鬱展開のオンパレード
魔法少女の秘密、キュゥべえとは何者なのか、当初は色んな謎が渦巻いていますが、それが判明していくにつれ鬱展開の連続です。
残酷な未来しか待ってません。お願いだからちょっとは報われてあげてェ!!と同情してしまうほど。
虚淵玄さんが脚本を担当
ニトロプラスでお馴染みの虚淵玄さんが脚本を書きおろしています。
個人的に大ファンなんです、この人の作品。他の作品も本当にハズレがありません。そろそろ神と崇めてもいい頃合いかもしれない、、、
独特な演出が秀逸
アニメ制作しているのがシャフト、あの化物語でお馴染みの会社です。
この会社の演出がまた独特な雰囲気を醸し出していて、ミステリアスな雰囲気をさらに引き立てています。
ポップそうな絵なのに何故か怖さを感じる、という。こういう無機質な怖さを表現できる演出力の高さ、大好物です、個人的に。
1クールでこの上ないくらいの完成度
放送前の広告とかもほのぼの系な印象しか受けませんでしたからね、正直期待はしてませんでした。が、途中からの超絶残酷ストーリー展開。
ただこの作品が神アニメと呼ばれる理由は、やはりその完成度の高さにあります。
鬱展開な中にも登場人物たちの感情の表現が素晴らしく、いちいち心を動かされます。
伏線も中々に多く、物語後半から一気に回収されていきます。
クライマックスもぶっとんだ感じではなく、設定を上手く使って綺麗にまとめ上げたなという感じ。
これをたった12話のなかで完結させてしまうのだから驚愕です。
結論 この作品はおすすめ?
間違いなくおススメ。これを観ずして何を観るというレベル。
いや、間違いなく生涯のアニメの中でトップ5に入る作品でしょう。
自分的に数少ない、最終回視聴後にしばらく余韻に浸れるくらいの神アニメでした。
物語序盤は割と普通な展開なので、この作品の本格的なストーリー展開は3話からだと思ってください。(伏線的に見ると最終回後2週目1-2話から緻密に張り巡らされていてまた面白いですよ)
あまりの神アニメぶりに視聴後にいろいろとグッズが欲しくなってしまった私です。
OP/ED
OP ClariS「コネクト」
まどマギにClariSありと言っていいほど今や定番の存在。曲調的に物語の「表」を思わせる神曲です。
ED Kalafina「Magia」
この曲はOPとは逆に物語の「裏」を思わせる神曲。個人的にはこの曲が一番好き。