アニをん評価 ★★★★☆(81)
●原作 矢立肇・富野由悠季
●アニメーション制作 サンライズ
●放送時期 2016年(全22話)
あらすじ
U.C.(Universal Century:宇宙世紀)0001ー。
宇宙移民の開始が宣言され、新たな時代が始まろうとしていた。
そんな折、改暦セレモニーが行われていた地球連邦政府首相官邸、宇宙ステーション〈ラプラス〉が爆破テロにより粉々に砕け散る。
貧困からテロに加わった青年サイアムは、〈ラプラス〉の爆発に巻き込まれ、残骸の中である物を発見する。
それは後に『ラプラスの箱』と呼ばれることになる禁忌の箱だった。
『ラプラスの箱』を開けてはならない。
それが何であるのか、知る者はほとんどいない。
『箱』の秘密は、サイアムの元で眠り続けたー。
U.C.0096ー。
ラグランジュ・ポイント1に浮かぶ、建設中の工業コロニー〈インダストリアル7〉。
父を知らずに育った少年バナージ・リンクスと、〈インダストリアル7〉行きの船に密航した謎の少女が出会い、そして、稼働試験を繰り返す白いモビルスーツ≪ユニコーン≫と様々な思惑が絡みだしたとき、歴史の針が動き出した。
『ラプラスの箱』とは何かー。
『箱』の抱く秘密とは何かー。
今、宇宙世紀百年の呪いが解かれようとしていた。
『逆襲のシャア』の3年後の物語
タイトル通り、逆シャアの3年後のお話になります。
ガンダムファンとしてはあの名作の続きが見られるということで楽しみにされていた方、多かったのではないでしょうか。
連邦とジオンの抗争はどうなっていくのか?アムロとシャアのその後は?と気になること山盛りの中、視聴しました。
放送時期が2016年と最近でもあり、映像はすごく綺麗です。
主人公がアムロレイを想起させる
作品序盤から危険が迫る→偶然ガンダムに搭乗する→戦うという鉄板パターンになります。
主人公であるバナージ・リンクスは軍人ではないので、ガンダムに搭乗せざるを得なくなった状況は初代ガンダムのアムロ・レイを見てるようでした。
アムロほどではありませんが、本作も主人公の葛藤、そして成長を垣間見ることができます。
過去ガンダム作品で登場してきたキャラクターの再登場
ここは本作品を観ていて一番心躍った場面かもしれません。
大人になったミネバ様をはじめ、ブライト艦長、カイ・シデンやベルトーチカ(一瞬ですが)を拝見することができます。
ファンとしてはここがたまらなく嬉しかった・・・!!
ちなみに本作品でのイチオシはマリーダさんです(え
ラストは個人的に少々残念
ネタバレになりますので深くは記載しませんが、少々あっさりだったな・・・と。
もう少し手に汗握る展開が欲しかった感じはありましたね。
そして結構「におわせ」的な演出が多く、不完全燃焼な部分もあり。
連邦とジオン、人間ドラマとしてはかなり良く作られていたと思います。
それだけにクライマックスシーンがちょっと、、、となってしまったのは個人的に残念でした。
結論 このアニメはおすすめ?
ロボットアニメとしては普通に面白いが、ガンダム続編として見ると色々思う部分有り。
人間ドラマの部分はかなり上手く出来ていたと思います。バトルシーンも映像綺麗でそれなりに、でしたが、やはり「逆シャアの続編」として観てしまうとちょっと。。。と感じる点はいくつかありました。
良かった点は歴代ガンダムのキャラクター達を見れたこと。これに尽きます。
OP/ED
OPテーマ SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle 「Into the Sky」
これは作品観てから聞くとジーンとくるやつ。人々が積み重ねてきた歴史などの情景が浮かびます。
EDテーマ1 SawanoHiroyuki[nZk]:naNami 「Next 2 U -eUC-」※公式動画ないのでリンク無し
EDテーマ2 SawanoHiroyuki[nZk]:Aimer 「bL∞dy f8 -eUC-」※公式動画ないのでリンク無し
この作品はちょこちょこ色んな曲を使用されてます。
Aimerさんの「RE:I AM」など神曲もありますので一度聴いてみてください。
↓サントラもあります