アニをん評価 ★★★★☆(83)
●原作 堀尾省太
●アニメーション制作 ツインエンジン
●放送時期 2018年(全12話)
あらすじ
永遠の”6時59分”が始まるー
佑河家に代々伝わる止界術
止界術を使うと、森羅万象が止まった“止界”に入る事が出来る。
ある日、主人公樹里の甥と兄が、誘拐犯にさらわれてしまう。
救出の為にやむを得ず“止界術”を使うが、
そこにいるはずのない自分以外の“動く”人間たちに急襲される。
彼らは、止界術を崇める「真純実愛会」。
止界術を使用する際に必要な“石”をめぐり、
止界の謎、佑河家の謎が徐々に解明されてゆく…
何といっても世界観が良き
作品を見終えた感想としてはやはり「世界観がスゴイ!!」が真っ先に来るかと。
時間の止まった世界である止界(しかい)に入り込んだ主人公家族が何者かの襲撃を受け、
家族を守るために戦うお話、、です。(説明下手かよ)
何が素晴らしいかというとその設定!
時間が止まった世界で~なんてのは結構多数の人が簡単に思い浮かぶような設定でしょう。
脳みそだけ止界に入り込んで思考ストップ状態のアニをんでもそれくらいは考えられそうです。
しかしながらこの作品の魅力はその先にあると感じました。
止界に出入りするための条件や止界を守る「神ノ離忍(カヌリニ)」の存在。
またカヌリニの秘密などなど、細かい設定が神がかっています。
ちなみに原作の漫画はマンガ大賞2011にノミネートされている模様。
1話から凄まじいミステリアス感に引き込まれる
これはシリアス物好きなアニをんにとってはかなりポイント高かったです。
特にカヌリニの存在が不気味というか軽いホラーというか、、
謎だらけな部分がそういった重々しい雰囲気を醸し出しています。
序盤から視聴者を引き込む力がスゲえ・・・と感じてしまいました。
(ちなみに後半はミステリアス感ありません)
細かい部分にこそリアリティが溢れている
これも良いなあと思った点です。
「もしも時間が止まった世界で自分だけ動けたら・・・」
人によって色んな事を思い浮かべることでしょう。
この作品の登場人物それぞれの欲望や思惑なんかを忠実に再現されていて、ところどころでリアルな人間らしさを垣間見れました。
バトルシーンにおいても異能バトルアニメのようなド派手な演出などはありませんが、逆に多少地味な方がこの世界観には合っているように感じましたね。
結論 このアニメはおすすめ?
割とおすすめ。序盤の展開は最高だが、クライマックスの失速感がやや残念。
まず1話の引き込み方の上手さだけでいえばトップクラスの面白さだと思います。
ただ、物語終盤はずいぶんあっさりになってしまったなという印象。
まあそれでも面白かったんですけどね!
OP/ED曲
OP主題歌 「Flashback」MIYAVI vs KenKen
これ作品の雰囲気にマッチし過ぎてる気がします。特に間奏の機械的な感じがダークでめっちゃ好き。
EDテーマ 「朝焼けと熱帯魚」ぼくのりりっくのぼうよみ
またOPと異なる雰囲気でこれも好き。もう全部好き。
原作では最終回の後の話が出ている
最終回から300日後のお話です。
作品見終えて気になる方はぜひ・・・!