アニをん評価 ★★★☆☆(61)
●原作 Fe
●アニメーション制作 プラチナビジョン
●放送時期 2022年
あらすじ
とある「仕事場」で対峙する2人の殺し屋。 クールな賞金稼ぎの女・シャトーと謎多き最強の男・リャンハ。 シャトーはこの交戦をきっかけにリャンハと敵対
――するはずが、なぜか彼に気に入られ、つきまとわれることに。 彼女はなし崩し的にリャンハと協力関係を結んでしまうが、
彼を狙う組織との抗争に巻き込まれていく。 さらにその戦いは、彼女の過去とも関係しているのだった。 リャンハはなぜシャトーに接近するのか。 シャトーに秘められた過去とは。 相性最悪の2人が織りなす、「殺し屋×殺し屋」の歪なサスペンス。 奇妙な運命の歯車がいま動き出す。
お互い殺し屋、謎だらけのラブサスペンス
シャトー・ダンクワースという賞金稼ぎの女性が本作の主人公。
主人公の過去についてはすべてが謎に包まれており、本人も幼少期の記憶がない。
その主人公に前に現れる、最強の殺し屋「ソン・リャンハ」。
なぜ彼は主人公につきまとうのか?過去に関する秘密が関係しているのか?
と、謎だらけの展開で物語がスタートします。
序盤は「???」の連続ですが、クライマックスまでには全部明らかになります。
裏社会の話なだけに、意外と過激
最初は少女漫画系?くらいに思って観始めたのですが、意外と過激でした。
裏社会ものなだけに、登場人物も結構ブッ飛んでる方たちが多いような気がします。
ただ、どちらかというと人間ドラマに重きを置いている作品なので、戦闘シーンは少なめ。
バリバリのアクション好きという方には少し向かないかもしれません。
色々と内容が薄いという個人的見解
あくまでも個人的な見解になりますが・・・。
主人公やリャンハの過去、2人の関係性など謎はキレイに解けたのですが、そこに重心を置きすぎて、他の内容が薄いな。。と感じてしまいました。
リャンハを仇として憎んでいる敵などもう少しドラマを引っ張って欲しかった部分もありますし、最後の敵集団に関してもスポットライトが当たらな過ぎていまいちパッとしません。
まあ1クールという短い尺なので、無理があるのかもしれませんが、2期があるとしたら、そのあたりをもう少し深く観てみたいと思いました。(原作読んでないので先はわかりませんが)
結論 このアニメはおすすめ?
THE普通。気になる方はどうぞってレベル。
物語の成り行きなどは非常にキレイです、そこはいいのですが、前項通りキーマン同士の物語以外の部分では非常に内容が薄いです。
また、所々ユーモアを交えてくる部分があるんですが、ほっこりはしても笑えはしないという何とも言えないクオリティ。
序盤の掴みはよかっただけに「う~ん・・・」という感想になってしまいました。
OP/ED
OPテーマ 増田俊樹 「Midnight Dancer」
綺麗なストーリ展開の本作だからこそ合う曲調かもしれませんね。意外と癖になりそう。
EDテーマ 小林愛香 「マコトピリオド」
こちらはしっとりバラードです。普通に良曲。