【歴史の裏に潜む人々の想いを観る名作】アニメ「平家物語」って面白いのか?見てみた感想

平家物語

アニをん評価 ★★★★☆(85)

●原作 古川日出男訳『平家物語』

●アニメーション制作 サイエンスSARU

●放送時期 2022年(全11話)

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あらすじ

800年の時を超える祈りの物語
《祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす》
平安末期。平家一門は、権力・武力・財力あらゆる面で栄華を極めようとしていた。亡者が見える目を持つ男・平重盛は、未来(さき)が見える目を持つ琵琶法師の少女・びわに出会い、「お前たちはじき滅びる」と予言される。
貴族社会から武家社会へ――日本が歴史的転換を果たす、激動の15年が幕を開ける。

引用元:TVアニメ「平家物語」公式サイト (asmik-ace.co.jp)

歴史ものに対する概念が変わった

引用元:STORY | TVアニメ「平家物語」 (asmik-ace.co.jp)

この話は平清盛を筆頭とする平家一族にスポットを当てた作品になります。

アニをんは今まで歴史ものって結構苦手だったんですよ。

学校の授業などで歴史教わっても、「( ´_ゝ`)フーン」という感じで興味も持ったことありませんでした。

なのでこういった歴史を題材にした作品に対しては敬遠してきた節がありました。

今回、それを吹き飛ばしてくれた作品になります。

正直画のタッチも最初は微妙な感じに思っていましたが、それで敬遠すると損しますよ。


人間ドラマのクオリティが究極の一言に尽きる

ここは本当に凄いと思いました。とても綺麗で、とても切ないです。

細かい演出はわかりませんが、大筋の話の展開は歴史通りです。そのため、最期は中々壮絶な展開になります。(気になる方は歴史を調べてみてください)

『平家にあらずんば人にあらず』

平家の独裁的な状況を表す、有名な言葉です。しかしながら、平家一族の中にも好戦的な者、争いを好まない者、家に誇りと憧れを持っている者、と色んな人達がいます

どんどん過酷になる状況下で、それぞれの様々な思いが渦巻いでいきます。

結構感情的になりそうなシーンも多め。ですが、ただのお涙頂戴ものではありません。

雑に扱われるモブ的キャラはほとんどおらず、登場人物一人一人の感情の演出が極めてハイレベルです。

結論 このアニメはおすすめ?

かなり推し。歴史もの敬遠してる人にこそ観てほしい。

歴史系興味無くても、人間ドラマのクオリティにやられる作品だと思います。

学校の教科書でしか見たことなかった歴史ですが、その裏では様々なドラマが繰り広げられていたのか!と考えると、結構歴史も面白いもんだなとしみじみ思いました。

これを1クールで作ってのけるのは素直に凄いですね。

OP/ED

OPテーマ 羊文学 「光るとき」

この曲マッチしすぎて鳥肌くらい作風に合うと思いました。かなり心震える曲です。

EDテーマ agraph feat.ANI(スチャダラパー) 「unified perspective」

ラップです。作品と合っているのかは個人的には(?)でしょうか。

↓サントラも出ています。


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