アニをん評価 ★★★★☆(88)
●原作 西尾維新
●アニメーション制作 WHITE FOX
●放送時期 2010年(全12話)
あらすじ
忍者 VS 無刀
刀を使わない剣術・虚刀流の七代目当主・鑢七花と、その姉・鑢七実は、地図にも載らない無人島・不承島で平和に暮らしていた。
そこへ、奇策士を自称する、とがめという女性が訪ねてくる。
幕府の役職者であるという彼女の目的は、伝説の刀鍛冶・四季崎記紀が、その人生をかけて完成させたという十二本の完成形変体刀の蒐集を、虚刀流の当主に依頼する事だった。
長い間来訪者の無かった島への突然の来客と意外な依頼に戸惑う七花と七実。
そして、そんな彼らに、暗殺専門の忍者集団「真庭忍軍」十二頭領の一人・真庭蝙蝠の影が忍び寄る…。(第一話あらすじ)
伝説の刀12本を集める旅、というロマンあふれるテーマ設定
「伝説的ななにか」を探す旅という王道テーマにして、ここまでロマン心をくすぐられるのは一体何なんでしょうかね・・・。
おそらく日本刀というイメージしやすい身近なものだから、と自分の中で勝手に納得していますが(笑)
伝説の宝剣というだけに、それぞれの刀が特殊な能力を帯びており、それがどんな形状なのか、どんな力を持っているのか、その持ち主は一体どんな人なのか、と遭遇するまで分からない部分に大きなワクワクが募ります。
ちなみに原作者は化物語でおなじみの西尾維新先生です。
敵も味方も個性的なキャラクターばかり
主人公にヒロイン、真庭忍軍、刀の持ち主たち、否定姫など、登場人物が結構多い作品だと思うのですが、各種キャラクターたちにスポットの当たる時間も割と長く、登場→速攻でチーンなキャラクターは割と少な目。
一人一人割と丁寧に描かれているので、雑な印象は受けませんでした。
個人的な推しは凍空こなゆきちゃん一択かな。
バトルシーン多め。だけど面白い
伝説の刀を集める旅とはいえ、持ち主たちも簡単に「はいどうぞ」とは渡してくれません。
おおよそバトルになります。
大体展開は読めるんですけどね、バトルシーンがまた中々シンプルなのに面白いです。
主人公が虚刀流という刀を使用しない流派の使い手なので、素手VS刀みたいなバトルシーンが面白さを更に際立たせてくれます。
「使わないんじゃない、使えないんだ!」というツッコミはおいといて・・・
ラストは結構走り気味
詳細は実際に観て感じてほしいのですが、かなりサックサクでしたねえ。
まあラストのバトルシーンをあまり掘り下げても逆にしつこい感じになったのかな?と思えば結局はサクサクで丁度よかったのでしょうか。
でも普通に面白かったです。
結論 このアニメはおすすめ?
人間ドラマとしてもバトルものとしても良作。面白いのであっという間に最終回。
本作は12話と短めなんですが、1話50分ちょっとあるので実質2クール分くらいのボリュームがあります。
にもかかわらずかなり面白いので、視聴し始めると最終回はすぐそこです(笑)
自分の中でもすごく好きな作品なので、もう10周以上は観てる気がします。それでも飽きないクオリティ。
割と有名なので観た方多いと思いますが、まだだよって方は是非気合い入れて観てみてください。
チェリオーーーーー!!!!
OP/ED
OPテーマ1 栗林みな実 「冥夜花伝廊」
言わずと知れた神曲の一角です。いや、何度聞いても惚れ惚れする。
OPテーマ2 supercell 「拍手喝采歌合」
これも刀語ファンの中では激熱必至の歌ですね。
OPテーマ3 ALI PLOJECT 「刀と鞘」※リンク無し
公式無さそうだったので貼ってませんが、これもまた神曲。この作品とても豪華。