アニをん評価 ★★★★☆(79)
●原作 アネコユサギ
●アニメーション制作 キネマシトラス
●放送時期 2019年(全25話)
あらすじ
ごく平凡なオタク大学生・岩谷尚文は、
図書館で出会った1冊の本に導かれ異世界へと召喚されてしまう。
与えられた使命は、剣、槍、弓、盾をまとう四聖勇者の一人「盾の勇者」として、
世界に混沌をもたらす災い「波」を振り払うこと。
大冒険に胸を膨らませ、仲間とともに旅立った尚文。
ところが、出発から数日目にして裏切りに遭い、金も立場もすべて失ってしまう。
他人を信じられなくなった尚文は奴隷の少女・ラフタリアを使役し、
波に、世界に、立ち向かおうとするが―。
果たして、この絶望的状況を打破することはできるのか?
すべてを失った男の成り上がりファンタジー、開幕。
どん底スタートの超成り上がりファンタジー!
巷で話題の「小説家になろう」発の異世界ファンタジーものになります。
タイトルの通り”成り上がり”がキーワードなだけに、物語のスタートはもう悲惨で仕方がないです。
槍、剣、弓、盾とそれぞれの武器を扱う4人の勇者が異世界に召喚されますが、今回盾の勇者が主人公。
仲間からの裏切りによって、地位も金も名誉も全て奪われ、周りは全員敵と化し、帰るべき場所からも追放されてしまう始末。
「もうヤメたげて!!!」と鬱入りそうなくらい同情します。。
ただそこからの成り上がり劇は爽快。物語中盤くらいから徐々にでしょうかね。
よかったね、本当によかったね・・・!!とウルウル必至(?)かもしれません。
※あくまで個人の見解です
味方の優しさが心に染みる
一人だった盾の勇者にも、新たな仲間との出逢いがあります。
その仲間たちのキャラが結構いけてます。またどん底のときの主人公に対する優しさが観ていて心に染みるんですよね。
みんな出自に色々あるだけに各所ドラマチックな見所も満載かと思います。
どんどん明らかになる「盾」の力
物語を進めるたびに、「盾」に秘められた力が解放されていきます。
「盾?そんなん身を守るしかないんじゃね?」「攻撃手段なくて草」と思うかもしれませんが、だんだん笑えなくなってきます。
後半なんぞ、チートじゃね?ってくらい強いですから。
他の勇者たちが霞みます、マジで(笑)
周りを見返していく展開は好きではあるが・・・
主人公が善行を重ねていくことで、徐々に周りの見る目が変わっていくような展開は好きではあるのですが、周りの勇者たちの態度がころころ変わっていくのは何か露骨すぎて違和感を感じました。
深く葛藤をピックアップされているのは槍の勇者のみ、他は正直モブ的な感じです。
2クールという長さがあるアニメなので、も少し他の勇者たちの心境変化も深く見たかった節はありますね。
現在2期放送がスタートしていますので、そちらに期待です。
結論 このアニメはおすすめ?
異世界系の中では普通に面白い方なのでは。まあまあおススメ
主に異世界系やファンタジー系好きな人向けです。大して趣味じゃないね!という人であればあまり向かないかも。
2クールとそれなりの長さはありますが、結構面白いのであまり苦にはならないはず。
物語序盤は本当に主人公フルボッコなので、観る側も耐性つけて観ることをお勧めします(笑)
続編(2期)が放送中なので、これからそちらも観ようと思います(`・ω・´)
OP/ED
OPテーマ MADKID 「RISE」
活かしたメロディラインと痺れるラップが重なり、疾走感のある曲です。カッコいいですよ。
EDテーマ 藤川千愛 「きみの名前」
OPと打って変わって静かな曲です。悲しみが出てますね、心に染みます。